Question.
DUOを水で溶き(一部にDUOペンチング オイル使用)、比較的マットな画面の上にオイル パステルを部分的に使用したいと考えております。そこで御伺いしたいのですが1.オイル パステルを使用した部分を固着・保護するためにはどのような物を使えばいいのか悩んでおります
「マット フィニッシュ」「スプレー マット タブロー」「クレヨン コート」「パステル フィキサチーフ」などがありますが、オイル・パステルを使用した部分をより安全に強く固着・保護するには、何が適しているのでしょうか?
オイル パステルに対して適している商品の特徴を教えて頂きたく思います。
2.いずれにせよ、オイル パステルを使用した部分だけに固着・保護を致しますのでスプレー タイプが適していると思いますが、心配なのは、先にDUOで画面を作っていると申しましたが、このDUOの部分に固着・保護剤がかかり、かかっていない部分との調子が狂ってくるのでしょうか?それとも単純な考えで、DUOで作った画面がマットならば「マットタイプの固着・保護剤」、DUOで作った画面が光沢であれば「マット タイプではない固着・保護剤」を使用すれば、画面全体の調子を合わせられますか?
以上になりますが、オイル パステルを使用した部分を、より耐久性のある保護を望んでおります。
Answer.
オイル パステルはパステルに油と蝋を加えたもので、これによって画面にくっつく能力があります。日本人の発明したエジソン級の発明ではありますが、悲しいかなこの油は未来永劫乾きません。その乾かない油と蝋の粘着力でもって顔料を画面にへばりつかせたのがオイル パステル作品です。つまり本来的に「固着」しているのです。 よって、考察すべきは「保護」です。ところが何せ相手は乾きません。そこで遮断膜を設け、それで保護します(ぬかるみにビニールシートを乗っけて覆う考え方です。基本的にはこれに収斂します)。 その製品が「クレヨン コート」です。「クレヨン コート」でそっと固めるのです。ガチガチに固める程の強烈な力はありません。 上に施して下層に浸透させてくっつける考え方ですから「強く」固着させるのは本来的に困難です。さらに、そんな画面ですから、それ自体は外力因子に崩壊します。まあ、美術作品の表面をガリガリ削る人もいないでしょうが。スプレーはノズルの穴から内溶液を立体円の形で放射状に噴き出します。施された箇所は円の形になります。よって、選択的に施すのならスプレー型の製品はむしろ無理です。先に作られたDUO画面と、オイル パステルの箇所の境目あたりへの噴霧は免れえません。その箇所とかからなかったところとの調子(バルール)が変わるのは自然の理(ことわり)です。
「DUOで作った画面がマットならば『マットタイプの固着・保護剤』、DUOで作った画面が光沢であれば『マット・タイプではない固着・保護剤』を使用すれば、画面全体の調子を合わせられ」るのは理屈にかなっていると思います。スプレーだと上記の通りですから、マスキングなどで凌ぐしかないでしょう。
顔料のコバルト バイオレットなどはアルカリ性に弱い。優彩の紫はコバルト バイオレットか。それともキナクリドン系か。


